日仏哲学会2025年秋季大会プログラム

【2025年秋季大会プログラム】

日時:2025年9月13日(土)− 14日(日)
場所:立教大学(池袋) 13日は4号館、14日は14号館
形式:対面(総会とシンポジウムのみオンラインと併用)

9月13日(土)
⼀般研究発表 9:00-13:25
①9:00-9:40 ②9:45-10:25 ③10:30-11:10 ④11:15-11:55 ⑤12:00-12:40 ⑥12:45-13:25

第1部会 教室4339 司会:①②鈴木泉 ③④⑤秋保亘
①高ともみ「魂=矛盾――デカルトとレヴィナスにひらかれた「問い」の通路として」
②三上航志「デカルトにおける「高邁なる者」の決意はいかなるあり様をしているのか」
③佐々木晃也「スピノザにおける相異性の問題」
④真野雄大「スピノザ『エチカ』における個体の概念――個体に対する〈関係〉の先行性の視角から」
⑤時田雅生「ドゥルーズのスピノザ解釈──「二つのエチカ」から「三つのエチカ」へ」

第2部会 教室4340 司会:①②③中原真祐子 ④⑤天野恵美理
①楠原涼平「ベルクソンの方法論における「問題の提起」について」
②伊東幸多郎「ベルクソンのsensibilité概念を再考する」
③磯島浩貴「否定の直観とソクラテスのダイモーン:「哲学的直観」における「イメージl’image」の機能」
④長島慧治「ジャン・ピアジェの発生的認識論における〈抽象〉というメカニズムについて」
⑤池田信虎「ジョルジュ・カンギレムにおける規範パラドックスの「概念と生命の等式」による解決」

第3部会 教室4341 司会:①②合田正人 ③④岩野卓司 ⑤⑥郷原佳以
①宮代康丈「ルヌヴィエにおける道徳と法:適用の観点から」
②小林敬「アラン(エミール・シャルチエ)の思想史上の位置づけ」
③三浦真空「前期サルトル倫理思想における本来性概念」
④梁安吉子「ジャン・バリュージにおける「新たな思考の様式 Une nouvelle forme de la pensée」としての神秘体験」
⑤三ツ谷直子「モーリス・ブランショにおける詩のイメージ II:『文学空間』を中心に」
⑥毎床玲音「ジャン・グルニエ『絶対と選択』における存在論的な« indifférence »」

第4部会 教室4403 司会:①②馬場智一 ③④黒木秀房 ⑤⑥小倉拓也
①野々村伊純「社会的振る舞いの真正性と想像的なもの:メルロ゠ポンティにおける情動論からの考察」
②Maxime Brion, Martin Heidegger, Emmanuel Levinas et Jean-Louis Chrétien : l’irrésiliable et l’irréversible.
③吉田杉「”Yesterday”は<Yesterday>ではなかった!?:「諸能力の連鎖」を歌う」
④長谷川朋太郎「前期ドゥルーズ哲学における構造と実存」
⑤濱中健太「ドゥルーズ&ガタリの戦略としてのマイノリティについて:「機能K」と「マイナー性への生成変化」」
⑥濱田力稀「『千のプラトー』におけるリトルネロの概念について ——領土化と脱領土化の間で——」

第5部会 教室4404 司会:①②桐谷慧 ③④西山雄二 ⑤⑥宮﨑裕助
①中谷碩岐「ジャック・デリダのデカルト主義」
②王紀元「隠喩と翻訳のあいだ、現前を考える――前期デリダのハイデガー読解について」
③松田智裕「書くことの規範――GREPHにおける「小論文」と「考えること」について――」
④栁沢隆幸「デリダにおける二つの諦め――renoncerとrésignation」
⑤佐藤瑞起「兄弟化と決断:デリダの「兄弟原則の彼方の政治」解明にむけた考察」
⑥石原威「ラディカル無神論批判」

14:15-15:15 総会(4号館4402教室にて対面+配信のハイフレックス式)

シンポジウム「ドゥルーズ生誕100年――内在・生成・生」
(以下、3セッションすべて対面+配信のハイフレックス式)
ドゥルーズはガタリとともに、哲学を概念の創造と規定した。その創造された概念は、今日にいたるまで様々な領域で大きな影響を与え、絶えず新たに解釈され、また用いられてきた。本シンポジウムでは、ドゥルーズ生誕100年を機に、ドゥルーズ哲学の本質的な概念を、問題提起的な側面も視野に入れつつ、「内在と超越」、「生成変化とマイナー性」、「非有機的なものと生」に見定め、二日間にわたり、学会内外の精鋭たちとともに、それらを多角的に、そして深く論じていく。

15:30-18:00 シンポジウムⅠ 内在と超越(4号館4402教室)
司会:合田正人
15:30-15:35 趣旨説明
15:35-16:05 江川隆男「いかにして内在論を形成するか」
16:05-16:35 押見まり「主体性と否定性――ヴァールの超越、ドゥルーズの内在」
16:35-16:45 休憩
16:45 :17:15 平田公威「抽象機械、リトルネロ、内在平面――ドゥルーズ゠ガタリ『千のプラトー』再考」
17:15-18:00 全体討議

18:30-20:30 懇親会 立教大学 第一食堂
会費 5000 円/学⽣・院⽣・⾮常勤職3000 円
基本的に事前予約制。下記のフォームから⼊⼒を御願いします。8/31〆切。
https://forms.gle/snJoXPc8DrTv3vBk8

9月14日(日)

13:00-14:05 シンポジウムⅡ 生成変化とマイナー性(14号館DB01教室)
司会:小倉拓也
13:00-13:05 趣旨説明
13:05-13:35 堀千晶「暴力と情動、あるいは先導獣の微笑み」
13:35-14:05 後藤浩子「資本主義と認知症:ロゴスから迷い出る力能としてのマイナーなもの」
14 :05-14 :25 休憩

14:25-17:00 シンポジウムⅢ 非有機的なものと生(14号館DB01教室)
司会:小倉拓也
14:25-14:30 趣旨説明
14:30-15:00 宇野邦一「「非有機的」という概念の再検討」
15:00-15:30 小泉義之「超越論的場と生」
15:30-15:50 休憩

15:50-17:00 シンポジウムⅡ・Ⅲ 全体討議

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