【2025年春季大会プログラム】
日時:2025年3月29日(土)
場所:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟W棟(JR札幌駅から徒歩10分程度)
形式:対面+オンライン会議
一般研究発表 8:30-12:55
発表時間帯 ①8:30-9:10 ②9:15-9:55 ③10:00-10:40
④10:45-11:25 ⑤11:30-12:10 ⑥12:15-12:55
*の付いている発表者はオンラインによる発表。
第1部会 W105教室(司会:①②③檜垣立哉、④⑤⑥杉村靖彦)
① 李蓮「佐藤一郎「『エチカ』第一部の二つの因果性がめざすもの」再考——スピノザ哲学における無限様態研究の展望」*
② 浦上祐子「ブリヤ=サヴァラン『味覚の生理学』における「コンディヤックの分析的方法論」の受容——近代的学問としての「ガストロミー」の誕生をめぐって」
③ 長坂祥悟「「共感」と「共―パトス」——メーヌ・ド・ビランとミシェル・アンリの他者論」
④ 田中優一「ジャンケレヴィッチの道徳の問題」*
⑤ 畑田晃佑「解放の倫理学と解放の教育学——サルトル「1964年ローマ講演」とフレイレ『被抑圧者の教育学』を中心に」
⑥ 山本千寛「世界は人間の未来である:アンリ・ルフェーヴルの実存主義批判再訪」
第2部会 W205教室(司会:①②平井靖史、③④⑤米虫正巳)
① 岡嶋隆佑「感覚と量——ベルクソン『物質と記憶』の成立の理解に向けて」
② 江﨑拓真「バシュラール『瞬間の直観』における非連続的な「瞬間」の連続について」
③ 池田信虎「ミシェル・フーコーにおける個人(individu)概念について」
④ 佐原浩一郎「ライプニッツにおける系列の理由の外部性をめぐるドゥルーズとセールの理解の相違について」
⑤ 小泉空「ポール・ヴィリリオと(ポスト)構造主義試論」
第3部会 W308教室(司会:①②③小倉拓也、④⑤信友建志)
① 花澤創一郎「ラカンとレヴィ=ストロース」
② 信友建志「「否定」から「性別化」へ——ラカンの性別化図式の成立過程について」
③ 北村公人「ラカンにおけるドン・ジュアン:「性別化の式」を再検討する試み」
④ 得能想平「ジャン・イポリットにおける精神分析の位置づけ」*
⑤ 有馬景一郎「フェリックス・ガタリの記号論における非シニフィアンの二つの方向」*
第4部会 W309教室(司会:①②③渡名喜庸哲、④⑤⑥西山雄二)
① 小泉圭德「リクールの「ためらい」の問題——『意志的なものと非意志的なもの』を読む」
② 板部泰之「孤独の読み手レヴィナス──その文学論、プルースト読解を中心に」
③ 布施哲朗「レヴィナス『全体性と無限』第Ⅱ部享受論における主体の動物的諸相(仮題)」
④ 村上倫「ブランショの言語論とヘーゲル批判——ラザロの形象を手がかりとして」
⑤ 山根佑斗「現れ、それでもなお——ジャン=リュック・ナンシーにおけるスペクタクル論の射程」
⑥ 小田麟太郎「アーレント『カント政治哲学の講義』に対するナンシー「定言命法」論の意義」
休憩 12:55-13:30
注:今回、教室使用の制約からスケジュールが詰まっているため、理事会は開きません。オンラインにて事前に開催します。
シンポジウム 13:30-16:50 W棟1階 文系6番教室
「記憶の哲学を問い直す」
この10年で、分析哲学とメモリースタディーズの領域では記憶研究が目覚ましい発展を遂げている。本シンポジウムでは、ベルクソン、精神分析、現象学の交錯する領域を開拓することで、新たな問いの削り出しを試みます。
13:30-13:45 平井靖史(慶應義塾大学)シンポジウムの主旨説明(二人称の記憶)
13:45-14:30 濱田明日郎(無所属)「記憶と私(たち?)の生成——『物質と記憶』以降のベルクソン的記憶概念の展開」
14:30-15:15 佐藤朋子(金沢大学)「痛み、記憶、自我分裂——精神分析とトラウマの問い(仮)」
15:15-15:25 休憩
15:25-16:10 川口茂雄(上智大学)「記憶の現象学、歴史のメディア哲学」
16:10-16:50 全体討議
懇親会 17:15-19:45
場所:北海道大学クラーク会館大集会室1(大会会場から徒歩5分ほど)
会費(予定): 5000円/学生・院生・非常勤職 3000円
基本的に事前予約制。下記のフォームから入力を御願いします。3/10〆切。
https://docs.google.com/forms/d/1fwOLul32akrHeXFlZlboPblBaM4RHXTCcZxdYRBVLUg