ワークショップ「フランスにおけるケアの哲学/倫理学の現在」

ワークショップ「フランスにおけるケアの哲学/倫理学の現在」
https://www.rikkyo.ac.jp/events/2023/04/mknpps0000024re6.html

日時:2023年4月13日(木)18:00~20:00
ハイブリッド型開催(対面/オンライン)
対面会場:立教大学池袋キャンパス 12号館地下1階 第1会議室
(アクセスマップ:https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/)

  「ケア」をめぐる問題は、社会学・教育学・心理学・医学・看護学等の分野においてだけでなく、近年では、哲学・倫理学でも重要な主題として議論されています。日本で紹介されているのは英語圏の議論が主ですが、フランスにおいてもその哲学的伝統に基づきつつ、独特の議論の展開がなされています。
  ブルゴーニュ大学教授のジャン=フィリップ・ピエロン氏はその分野の研究をリードする哲学研究者で、ガストン・バシュラール、ウラディミール・ジャンケレヴィッチ、ポール・リクールなどの研究でも知られていますが、近年では「ケア」をめぐって、医療倫理・介護倫理はもとより、エコロジー、死生学、さらに情報技術・デジタル技術の活用にいたるまで視野に入れた広範な観点から精力的な研究を展開しています。
  本ワークショップでは、ピエロン氏によるフランス語圏におけるケアの哲学/倫理学研究の現状やその特色についての講演の後、質疑応答を行います。
  講演はフランス語で行われますが逐次通訳がつきます。フランス語を解さない方、哲学・倫理学に詳しくない方でも、主題に関心があれば参加を歓迎します。また、講演・質疑応答とも対面・オンライン同時開催で行います。

講演:ジャン=フィリップ・ピエロン(Jean-Philippe Pierron)
ブルゴーニュ大学教授。主著に『傷つきやすさ:ケアの哲学のために』(2010年)、『死とケア:ウラディミール・ジャンケレヴィッチをめぐって』(2016年)、『ケアの価値:倫理、経済、政治的論点』(編著、2018年)、『水の詩学:もう一つのエコロジーへ』(2018年)、『自然と人間をケアする:医学、労働、環境』(2019年)、『私は私たち:生きものとの相互依存についての哲学的考究』(2021年)ほか

モデレーター:澤田 直(立教大学)、渡名喜 庸哲(立教大学)
参加無料、 要事前申込:https://forms.gle/7zAS1PrjstfYg2AN6
主催:立教大学文学部フランス文学専修/文芸・思想専修
共催:立教大学文学部人文研究センター、日仏哲学会
お問合せ:立教大学・渡名喜庸哲(tonaki@rikkyo.ac.jp)

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