イザベル・ステンゲルス入門:人新世時代の環境哲学

公開セミナー「イザベル・ステンゲルス入門:人新世時代の環境哲学」
https://www.rikkyo.ac.jp/events/2024/05/mknpps000002ikjl.html
 
ベルギーの哲学者イザベル・ステンゲルス(Isabelle Stengers, 1949-)は、哲学、科学技術論、エコロジー、フェミニズムなど多様な領域で世界的に知られる哲学者です。化学研究からスタートしたステンゲルスは、ノーベル化学賞受賞者のイリヤ・プリゴジンと共同研究を行ったのち、イギリスの哲学者ホワイトヘッド、フランスの哲学者 ジル・ドゥルーズおよびフェリックス・ガタリらの影響を受け科学哲学研究や環境思想研究の成果を次々と公刊します。その後、アメリカの生物学者・思想家ダナ・ハラウェイ、フランスの科学哲学者ブルーノ・ラトゥールらとも共同して、気候変動や人新世といった問題が焦点となる現代における環境哲学・エコロジー思想の中心人物となっています。このようにイザベル・ステンゲルスは世界的にきわめて重要な地位を占める哲学者であるにもかかわらず、ほとんど日本ではその名が知られることはありませんでした。
 
本講演会では、ステンゲルスの弟子にあたり、自身もステンゲルスおよびフェリックス・ガタリの理論に基づき独自の環境思想を構築しているベルギー・サン=リュック芸術高等学院教授のニコラ・プリニョ氏をお招きし、イザベル・ステンゲルスの思想の全体像に迫ります。 コメンテーターとして、フェリックス・ガタリの哲学に精通し、自身も「里山」をはじめとしたエコロジー思想についての研究を展開している村澤真保呂龍谷大学教授をお招きします。 司会は立教大学文学部の渡名喜庸哲が務めます。使用言語はフランス語・英語・日本語、適宜通訳をつけます。対面およびオンラインのハイブリッドで開催いたします。

日時:2024年5月11日(土)18時〜20時
場所:立教大学池袋池袋キャンパス本館(1号館)1203教室+ZOOM
https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/qo9edr00000001gl-att/img-campusmap_ike.pdf

入場無料・登録不要(zoomの方は要要録)
*zoomでの参加希望の方は以下からご登録ください。
https://rikkyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZUrcOuqqDosHtPdIUG6TJD7_dpFLsrBR4WB

使用言語:フランス語/英語/日本語
*フランス語の場合には逐次通訳をつけます。

主催:立教大学文学部人文研究センター、科研費基盤(C)24K03345
共催:立教大学文学部文芸・思想専修

お問合せ:立教大学文学部 渡名喜庸哲:tonaki@rikkyo.ac.jp

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